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イベントレポート

OpenStack Summit Tokyo 2015 報告

  • 2015/10/27 ~ 10/30
  • Tokyo, Japan
  • Navigator:VA Linux Systems Japan
  • 技術部 小田 逸郎、角馬 文彦、岩本 俊弘、佐藤 友昭

DAY 4: 10月30日 (金)

Neutron contributors meetup

報告者: 小田
この日は、どのコンポーネントも一日中 Contributers meetup で、 何か議論をしたい人たちが個別にどこかに集まって話をするという形。Neutron のテーマについては、上記の Etherpad を参照。どこに集まっているとかといった情報も適宜書き加えられている。

午前中は、最近流行りのキーワードである、Kuryrのテーブルに紛れ込んで、話を聞いた。
4、5人のこじんまりした人数で、Todo など2時間ほど議論して、Etherpad (https://etherpad.openstack.org/p/mitaka-neutron-unplugged-track-kuryr) にまとめていた。既存のネットワークにつなぐにはどうすればよいのか、というような議論があった。
IO Visor (https://www.iovisor.org/) の人がいて、Kuryr の議論とは別に Mesos + IO Visor のプレゼンをしていた。

参考: https://etherpad.openstack.org/p/mitaka-neutron-unplugged-track


Neutron contributors meetup 14:00 - 17:30

報告者: 小田
午後は、IP Network の議論に参加。IP Network というのは、前日のセッションで、Carl 氏が初めて出してきたもので、前日のセッションでは、まだまだコンセンサスが必要な感じであったので、情報収集のために参加。

Carl 氏がメーリングリストで告知していたにもかかわらず、人が集まっておらず、Carl氏を含めて2、3人 (除く私) というさみしい状況だった。これはしまったと思ったが、何人かの人に午後は IP Networkの話を聞きに行くと言ってしまっていた手前、テーブルについて話を聞いていた。具体的な細かい技術的な話をしており、Carl 氏と周囲の温度差を感じた。聞き取れた話としては、Nova Scheduler の話をしており、ネットワーク、ホストマッピングを持っていて、それをどう取得するかというような話をしていた。


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まとめ

報告者: 小田
コンテナ関係のキーワードが多かった。コンテナのはやりが OpenStack の世界にも押し寄せてきている印象を受けた。
コンテナも登場人物に加わることにより、より管理が面倒になってきている。例えば、ネットワークに関しては、ベアメタル、VM、ベアメタル上のコンテナ、VM 上のコンテナを統一的に抽象化できるというのが、本来の姿であるが、実現に向けては、まだまだの状況である。

Design Summit については、議論したいネタがある人にとっては、F2Fで話せる良い機会になっていると感じた (逆に何もネタがない人にとっては、あまり意味のない場でもある)。
ただし、やはり、英語が分からないときつい。一般セッションは、説明を受けるという状況なのでまだなんとかなるが、議論の場になると、そもそも、コンテキスト (賛成しているのか、反対しているのか、単にジョークを飛ばしているのかといった) が掴めなかった。


報告者: 岩本
以上みてきたとおり、OpenStack は分野によってはまだ機能が不足しており、開発が進められているが、それと並行して既存のものの完成度と使い易さを向上させていこうという流れがあり、後者の比重が次第に高くなってきていると感じられた。

サミット後の進展として、リリースノート生成ツール Reno が作られアナウンスされていた。これは人手不足により stable ブランチのリリースが自動化されたことに伴うものである。また、Neutron では、Mitaka をターゲットとする Blueprint はほぼ出揃った。はじめての試みとして、開発が滞らないようにするためにそれぞれの Blueprint に担当 Core デベロッパーが Approver という名前で割り当てられた。上記で触れなかったもので、優先度高の Blueprint には他に multi-l3-backends, l2-api-extensions などがある。


報告者: 角馬
Main Conference の方は次の日には (早いものではその日の内に) もう大体ビデオが出揃っているようなので、参加するならば、やはり Design Summit の方に出席しないとあまり意味はなさそう。スピーカの人と直接話せる機会があるというのはメリットの一つではないだろうか。

Keynote でも Kyle 氏が取り上げていたが、Docker に関連するセッションが割と多かった気がする。既存の Docker ツールと OpenStack を組み合わせたり、コンテナ間のネットワークの Libnetwork を Neutron とうまく連携させたりと言う話が散見された。


報告者: 佐藤
今回のサミットでの参加セッションでは高速なストレージ媒体やネットワーク媒体を使用することで Ceph の性能を引き上げることができるという内容が多かった。
EMC の ScaleIO のセッションで OpenStack デプロイの 60% 以上で Ceph が使われているという話があったが、もはや数ある選択肢の中で何が良いという議論は聞かれない。

高速なストレージ媒体やネットワーク媒体を持ってきても CPU ボトルネックで性能が引き出せないという話もいくつかあったが、その中でも計算ノードと Ceph OSD ノードを兼用にしたいという需要は根強いようであり、このあたりをバランスさせるノウハウが重要と思われる。

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