Linux およびオープンソースの総合プロデューサであるVA Linux Systems ジャパン株式会社 (本社: 新宿区西新宿 2-6-1、代表取締役社長: 上田 哲也、以下 VA Linux ジャパン)とバックボーン・ソフトウエア株式会社(本社:新宿区西新宿2-7-1、アジアパシフィック・マネージング・ダイレクター:ハワード・ワイス、以下:バックボーン)は、複数のサーバからのバックアップをネットワーク経由でシンプルに行うことができるソリューション製品(「バーチャル・ライブラリ・ソリューション」、「テープバックアップ・ソリューション」)を両社の技術協力のもと、本日より販売開始することを発表致します。

バックボーンが提供しているNetVaultは、今やLinux 用業界標準バックアップ・ソフトウェアとして、多数の実績を誇る製品です。今回、NetVaultを信頼性の高いVA Linuxサーバと組み合わせて提供することにより、高機能なデータ保護ソリューションを低価格で提供することが可能となりました。本ソリューションによりLinux、UNIX、Windowsなど多様なシステムのバックアップを含めた高度なバックアップ環境を迅速に構築することができます。今後もVA Linuxジャパンとバックボーンは、強力な協業体制を維持していくことで、お客様により良いデータ管理ソリューションを提供していく方針です。

バックアップシステムの導入はサーバの選定やバックアップソフトの選択、テープ装置との相性の確認など、ネットワーク管理者にとって煩雑さを伴います。VA Linuxのバックアップ・ソリューションは、バックアップシステム稼動までのプロセスを最小化し、企業や組織にとって大切なデータ・バックアップを迅速に実現します。稼動後のサポートについても、サーバ、バックアップソフト、テープ装置などバックアップに関連するすべての問い合わせを一つのサポート窓口で受け付けますので、ネットワーク管理者は障害切り分け作業などからも開放されます。

バックアップサーバには、VA Linuxサーバ(1Uまたは2U)、バックアップソフトにはバックボーン・ソフトウエア社のNetVault6.5、テープ装置にはStorageTek社製 L20テープライブラリを採用しました。このたび販売を開始するソリューションは以下の2製品です。

 

  • 「バーチャル・ライブラリ・ソリューション」(定価:1,480,000円)
  • 「テープバックアップ・ソリューション」(定価:2,260000円~)

「バーチャル・ライブラリ・ソリューション」ではHDDの中に仮想的にテープ・ライブラリを作成し、その中にバックアップをとることが可能です。テープ装置がなくても、バックアップが行えるだけでなく、ネットワーク・パフォーマンスへの影響を最小限に抑えることができます。数日分くらいのバックアップは取っておきたいがコスト・パフォーマンスを重視したい、という場合に最適です。

「テープバックアップ・ソリューション」はバックアップデータを長期保存したい、世代管理をしっかり行いたい、という要求に確実に応えます。テープ装置には、信頼性に定評のある「StorageTek L20」を採用し、大切なデータを確実に守ります。メディア・ドライブとしては”DLT-1″、”DLT8000″、”LTO”の3種類を用意しました。

なお、システムには標準で1年間のサポートサービスが付いています。サーバ、テープ装置などのハードウェアはオンサイトでの保守、バックアップソフトについては電話によるQ&A(回数無制限)がバンドルされています。

■ ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社について
ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社 (以下、VA Linux) は、各種 OS や仮想化技術、クラウド基盤構築に関連する OSS をはじめとした多岐にわたる事業分野で利用されている OSS について、高度な技術と経験を基盤に、技術コンサルティング、開発支援、障害解析サポートを提供する企業です。
VA Linux は、2000年9月に設立され、Linuxカーネルや仮想化に関するグローバルレベルの技術力をベースに Linux およびオープンソース業界を牽引する中核企業として成長を続けており、SCSK グループ企業としてオープンソース・ソリューション推進の先導役となっています。
詳しい情報は、https://www.valinux.co.jp/