VA Linux Systems Japan株式会社(本社: 千代田区神田錦町3-11、代表取締役社長:上田 哲也、以下 VAリナックス)は本日、Linuxカーネル関連事業の成長を受け、組織体制の強化とサービス拡充を行うことを発表致します。

VAリナックスは、2002年3月にLinuxカーネルの開発および技術コンサルティングを中心とした事業を本格的に開始し、Linuxカーネルの様々なレベル(スケジューラ、VM、ファイルシステム、TCP/IP等)からの分析・機能強化・性能改善に取り組み、特にエンタープライズ・システム向けの開発とコンサルティングに注力してきました。このLinuxカーネルの開発・サポート・コンサルティングを中心とする事業は、2003年度に数社の大口顧客企業を獲得し、売上が2002年度より148%の成長を達成していましたが、2004年度はさらに幾つかの新規案件を獲得し、2003年度より120%の売上成長を達成する状況となっています。

VAリナックスでは、これらの実績を踏まえ、2005年度もさらなる持続的成長を促進するためにカーネル技術者を中心とした要員増強による組織体制強化とエンタープライズ・システム向けの障害解析や性能解析を中心としたサービスの拡充を行います。

現在、VAリナックスには15名の専属のLinuxカーネル開発技術者が在籍していますが、UNIX系および基幹系オペレーティングシステム等の開発経験と知識を持つ高度な技術者を中心に2005年度内に人員を倍増させる計画です。

また、これらの人員増強も見据えた上で、2005年度は従来の受諾開発や総合的なコンサルティングを中心としたサービスの他、障害解析や性能解析を中心としたサービスを拡充し、エンタープライズ向けおよび特殊用途向け製品の開発を行っている企業、エンタープライズレベルのシステムを納入しているベンダー、通信系を中心としたユーザ企業、公共機関等に向けて積極的にアプローチし、受注拡大を図っていきます。これによって、2005年度に今期に引き続いた成長を見込んでいます。

このリリースに対し、VAリナックス 代表取締役社長 上田哲也は次のように述べています。「VAリナックスにはLinuxカーネルや様々な他のオペレーティングシステムに対してソースコードレベルから精通した技術者が多数在籍し、世界的なLinuxカーネル開発にも直接関わることができる技術力の蓄積に努めています。日本国内では既に他に類を見ない技術集団として認知されてきていますが、今後もこの流れを止めることなく、高度なカーネル技術者をVAリナックスに結集させ、さらなる成長を目指す所存です。」

【別紙資料】

■ 登録商標および商標について
Linuxは Linus Torvalds氏の登録商標です。その他の商ち標については商標の所有者に所有権が属しています。
■ ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社について
ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社 (以下、VA Linux) は、各種 OS や仮想化技術、クラウド基盤構築に関連する OSS をはじめとした多岐にわたる事業分野で利用されている OSS について、高度な技術と経験を基盤に、技術コンサルティング、開発支援、障害解析サポートを提供する企業です。
VA Linux は、2000年9月に設立され、Linuxカーネルや仮想化に関するグローバルレベルの技術力をベースに Linux およびオープンソース業界を牽引する中核企業として成長を続けており、SCSK グループ企業としてオープンソース・ソリューション推進の先導役となっています。
詳しい情報は、https://www.valinux.co.jp/