VA Linux Systems Japan株式会社(本社: 千代田区神田錦町3-11、代表取締役社長:上田 哲也、以下 VAリナックス)は、Linuxカーネルのクラッシュダンプ機能を実現する「ミニカーネルダンプ」(Mini Kernel Dump)がx86-64アーキテクチャに対応したことを発表します。

ミニカーネルダンプは、VAリナックスと株式会社NTTデータ(代表取締役社長:浜口 友一、以下NTTデータ)が推進しているLinux故障解析ツールの共同開発プロジェクトの一貫として2004年10月に発表した、Linuxカーネルの信頼性が高いクラッシュダンプ機能を実現するソフトウェアです。これまでのミニカーネルダンプでは、IA-32アーキテクチャのみへの対応を行っていましたが、今回新たにx86-64アーキテクチャ(AMD64およびEM64T)に対応し、64ビットサーバーによる大規模なシステムへのミニカーネルダンプの適用範囲の拡大を実現しました。

今回のx86-64アーキテクチャ対応により、新たに数多くのLinuxシステムにおける障害発生時において、確実に原因を突き止め、再発の防止につなげることが可能となります。今後、VAリナックスは、ミニカーネルダンプの機能追加および改良をさらに進め、エンタープライズ市場におけるLinuxシステムの信頼性強化を図る所存です。

■ ミニカーネルダンプについて
ミニカーネルダンプ(Mini Kernel Dump)は、VAリナックスとNTTデータが2004年5月に開始したLinux故障解析ツールの共同開発プロジェクトの一貫として開発している信頼性の高いLinuxカーネルのクラッシュダンプ機能です。 Linuxシステムの障害発生時に自動的な内部情報の全記録を行い、既存のUNIXをベースとしたエンタープライズ級のシステムに比べて弱いとされてきた障害原因の追及といった問題に対して、本質的な解を提供します。

 

既にLinuxシステムでは、LKCD、netdump、diskdumpといったクラッシュダンプ機能が存在しますが、これらはダンプの出力を既存のドライバを使用する等、Linuxカーネルがもはや信用できないという障害発生時においてLinuxカーネルが正常に動いていることを前提として設計されているという大きな矛盾を抱えています。そこで、ミニカーネルダンプでは、これらの問題を解決するためにシステム障害時に障害が起きているLinuxカーネルとは別の小さなダンプ取得専用のLinuxカーネルを起動してダンプを行うという、既存のLinuxカーネルと無依存にダンプを採取する手法を用いています。

 

また、ミニカーネルダンプでは、既存のカーネルに対する修正が非常に少ないため、ダンプ機能の組み込みのためのハードルは低く、その性質上、デバイスドライバの修正が必要ないため、どのようなハードウェア構成のシステムでも動作するという特徴もあります。

 

ミニカーネルダンプのソースコードは全てオープンソースのライセンスであるGNU General Public License (GPL)で公開され、そのプロジェクトは世界最大のオープンソース・ソフトウェアの開発サイトである「SourceForge.net」にてホスティングされています。

 

ミニカーネルダンプのプロジェクトのURLは、http://sourceforge.net/projects/mkdump/であり、プロジェクト・ホームページは、http://mkdump.sourceforge.net/です。
■ 商標について
Linuxは Linus Torvalds氏の登録商標です。

 

その他の商標については商標の所有者に所有権が属しています。
■ ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社について
ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社 (以下、VA Linux) は、各種 OS や仮想化技術、クラウド基盤構築に関連する OSS をはじめとした多岐にわたる事業分野で利用されている OSS について、高度な技術と経験を基盤に、技術コンサルティング、受託開発、インテグレーションとソフトウェアソリューションを提供する企業です。
VA Linux は、2000年9月に設立され、Linuxカーネルや仮想化に関するグローバルレベルの技術力をベースに Linux およびオープンソース業界を牽引する中核企業として成長を続けており、SCSK グループ企業としてオープンソース・ソリューション推進の先導役となっています。
詳しい情報は、https://www.valinux.co.jp/