VA Linux Systems Japan株式会社(本社: 千代田区神田錦町3-11、代表取締役社長:上田 哲也、以下 VAリナックス)は本日、本年5月に新規受注を停止していたLinuxカーネル障害解析サービス「VAQuest」について、本年8月1日より新規受注を再開することを発表します。

VAQuestは、本年4月に正式にサービス提供を開始しましたが、当初の想定を越えるエンタープライズ市場でのLinuxカーネル障害解析の旺盛な需要により、大手SIベンダーを中心に大型契約が立て続けに受注に至りました。それにより、5月19日に契約中の顧客に対するサービスレベルの低下を防ぐことを目的として、新規受注を停止していました。今回の発表は、VAQuestサービスの業務を担当するカーネル解析ユニットの業務フローを徹底的に見直した上で効率化を図り、また、Linuxカーネルの開発とコンサルティングを主業務としているエンタープライズOS事業ユニット全体の体制拡充によってカーネル解析ユニットへの支援体制が強化される見通しがついたことにより、新規受注の再開を決定したものであります。

このリリースに対し、VAリナックス 代表取締役社長 上田 哲也は次のように述べています。「VAQuestサービスは、VAリナックスが保有する他社には真似のできないカーネルレベルでの技術力が市場においても認められたということと、Linux カーネルの障害解析に対して旺盛な需要が存在するという二つのインパクトをVAリナックスに与えました。VAリナックスは、今後このような旺盛な需要に応えるべく、絶え間ない体制の強化とさらなる技術力の向上に努めることを約束します。」

なお、VAQuestの受注再開については、2005年6月22日に赤坂プリンスホテルで開催される「VA Linux Business Forum 2005」の開幕基調講演(VAリナックス 代表取締役社長 上田哲也)にて受注再開の宣言を改めて行う予定となっております。

■ VAQuestについて
VAQuestは、ミッションクリティカルなエンタープライズ・システムおよび通信システム等のシステムを納入するSIベンダーや顧客企業向けに、VAリナックスが誇るLinuxカーネルを熟知した技術者が、顧客のLinuxシステムの障害に対してLinuxカーネルのソースコードやメモリダンプに基づいた詳細調査を行い、障害の解析、障害原因の追及および特定、回避方法の提案、修正パッチの提供等を行うサービスです。
■ ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社について
ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社 (以下、VA Linux) は、各種 OS や仮想化技術、クラウド基盤構築に関連する OSS をはじめとした多岐にわたる事業分野で利用されている OSS について、高度な技術と経験を基盤に、技術コンサルティング、開発支援、障害解析サポートを提供する企業です。
VA Linux は、2000年9月に設立され、Linuxカーネルや仮想化に関するグローバルレベルの技術力をベースに Linux およびオープンソース業界を牽引する中核企業として成長を続けており、SCSK グループ企業としてオープンソース・ソリューション推進の先導役となっています。
詳しい情報は、https://www.valinux.co.jp/