VA Linux Systems Japan株式会社 (本社: 東京都江東区豊洲三丁目2-20、代表取締役社長: 柿木 弾、以下、VA Linux) は、汎用ハードウェアを利用したストレージ仮想化ソフトウェア「VA Storage (R)」を本日より販売開始することを発表しました。

 

■ 高まる大規模ストレージシステムの必要性と課題

企業や組織が保有するデータは年々爆発的に増え続け、そのデータの種類も、オフィス文書や電子メール、動画、画像など多様化しています。また、サーバ仮想化 やクラウド環境の普及によりサーバが集約された分、ストレージへの高い負荷、ストレージの運用や容量管理の非効率性の改善が必要となっています。

企業にとって、データを保管するストレージ容量が急増するのに伴い、いかに大切なデータを保護しつつ、コストを抑え、効率よく運用管理でき、会社の成長や ビジネス要件に合わせた拡張性と柔軟性を備えているかが重要となります。

 

■ 「VA Storage」によって、柔軟なストレージ環境を構築

「VA Storage」は、VA Linuxが独自に開発を行ったスケールアウト型のストレージ仮想化ソフトウェアです。汎用ハードウェアを仮想的に統合することで大容量のストレージ環境 を柔軟に構築し、ストレージの利用効率の向上を図ることが可能です。また、スケールアウト型の構成により、スモールスタートから大規模環境まで、お客様の ビジネスの成長に合わせたストレージ容量を低コストで実現します。

主な特長は以下の通りです。

 

【特長】

● 信頼性

– 2~8重化の冗長構成でデータを保護
– 異なるストレージサーバ間での同期ミラーリング
– 障害監視による障害の自動検知とデータ自動修復

● 拡張性・柔軟性

– シンプロビジョニング機能
– HDDとSSDの組合せによる高速で効果的なデータ処理
– ネットワークの冗長化によるアクセスの高速化とボトルネックの解消

● 運用性

– システムの拡張やメンテナンス、障害発生時にシステムを無停止でハードウェアを追加・交換
– APIの提供により任意の管理ツールから容易にストレージを管理
– スナップショット機能によるデータ管理と運用効率の向上

● コストパフォーマンス

– 異機種混合のストレージ環境の構築により、既存資産を有効活用
– ベンダーロックインからの解放で自由なハードウェア選定
– ハードウェアのライフサイクルを効率的に管理
– 汎用ハードウェアの利用、台数増加に伴う複雑な運用負荷と管理コストの削減

 

【活用例】

● 仮想化環境への運用

システムを無停止でリソースを追加できるため、ストレージ容量の段階的な導入や拡張が可能です。また、シンプロビジョニング機能と、論理ボリュームのストレージサーバ間での柔軟な配置によりストレージの実容量を効率的に管理できます。

● SANやNASストレージとして活用

NFSやiSCSIをサポートしており、「VA Storage」全体を専用ストレージシステムとして構築します。構造化データやメールサーバ、画像、映像などのビックデータを格納するストレージとして利用することが可能です。

 

【製品および価格に関するお問い合わせ】

営業企画本部 営業部 (E-Mail:sales@valinux.co.jp)までお問い合わせください。

■ ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社について
ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン株式会社 (以下、VA Linux) は、各種 OS や仮想化技術、クラウド基盤構築に関連する OSS をはじめとした多岐にわたる事業分野で利用されている OSS について、高度な技術と経験を基盤に、技術コンサルティング、開発支援、障害解析サポートを提供する企業です。
VA Linux は、2000年9月に設立され、Linuxカーネルや仮想化に関するグローバルレベルの技術力をベースに Linux およびオープンソース業界を牽引する中核企業として成長を続けており、SCSK グループ企業としてオープンソース・ソリューション推進の先導役となっています。
詳しい情報は、https://www.valinux.co.jp/