VA Linux Systems Japan株式会社 (以下、VA Linux)は、The Linux Foundation主催の「KVM Forum / oVirt Workshop 2012」(11月7日~9日、スペイン バルセロナにて開催) に参加し、ポストコピー型の仮想マシンライブマイグレーション技術である『Yabusame』に関する技術発表を行います。

KVM Forumは、KVMハイパーバイザの開発に携わっている管理者、開発者、ベンダーなどのグローバル コミュニティが集い、KVMの定義や開発プラン、現在のステータスなどを議論し合う国際的な技術会議です。詳細は、https://events.linuxfoundation.org/events/kvm-forum を参照ください。

弊社の発表概要は以下の通りです。
また、発表資料については、後日、弊社ホームページにて掲載します。
(講演スケジュールは予告なしに変更される場合がありますので、予めご了承ください。)

発表概要

タイトル Yabusame Update on Postcopy Live Migration for QEMU/KVM
日時 2012年11月7日(水) 15:30-
発表者 VA Linux Systems Japan株式会社  山幡為佐久
発表概要 ポストコピー型の仮想マシンライブマイグレーション技術は、障害を最小限にとどめ、瞬時にVMの実行ホストを切り替えることができる、マイグレーション方法の一つである。また、マイグレーションのプロセス全体は、通常のライブマイグレーションよりも基本的には短いため、VMを利用した負荷分散や省エネに多大な恩恵をもたらす。プロダクションユースが可能なポストコピー型ライブマイグレーション技術を開発し、その特性に対して評価を行った。特に、pre-copy approachによって利用できない非同期のページフォールト処理を可能にした。本発表では、ポストコピー型ライブマイグレーションの評価と分析結果を紹介する。また、本セッションは、仮想化関連の開発者や新機能に関心があるアドバンスド・ユーザが対象となる。 

 

【山幡為佐久のプロフィール】

仮想化技術の開発に6年以上携わり、XenやKVM、QEMUなどの多数のオープンソース・プロジェクトへ貢献し続けている。
主な貢献は、Xenにおけるpv_ops のサポートや、ia64/pv_ops/xenのサポートがある。
また最近では、OpenStackやOpen vSwitch、OpenFlowの開発にも従事している。